口内炎は何度も繰り返すと要注意!病気が潜んでいるかも・・・ [健康]
この間、家族のものが口内炎で苦しんでいました。食事もままならないほど痛かったようです。その時は家に合ったうがい薬を使って乗り切りましたが、なんと治ったかと思ったらまた同じところに口内炎が出た模様。噛み合わせが悪いのか、厄介な病気にでもかかってしまったのかと心配しましたが、どうにか治ったようで安心しました。
ということで、何度も繰り返しできてしまう口内炎の事について、今回調べてみました。
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■口内炎とは
口の中にできる炎症で、一般的に「アフタ性口内炎」のことを呼びます。
アフタ性口内炎は赤い縁で囲まれた部分が壊死を起こし白くなります。物が触れると痛みます。ウイルス感染では熱が出ます。原因はストレスや疲労によって免疫が落ちている時に現れます。体内にいたウイルスが暴れ出し炎症を起こします。
口内炎の痛みで歯磨きがおろそかになってしまいがちですが、口の中の菌を減らして清潔に保つことが大事です。きちんと歯磨きが出来ていないと虫歯や歯肉炎などを引き起こすおそれがあります。
■口内炎が同じ場所に繰り返しできてしまう
★嚙み合わせが悪い
上顎と下顎のかみ合わせがうまくいかないと、内側のほっぺたを噛んでしまう事があります。それがいつも同じ場所を噛んで粘膜を傷つけてしまいます。原因はいくつかあります。
〇顎関節症・・・食事の時片側だけで噛む癖がある人に多くみられます。このような癖がある人は顎のバランスの違いで顎の関節にゆがみが生じます。また、歯ぎしりや食いしばりのある人も要注意です。
〇表情筋のゆがみ・・・噛み合わせが悪いと顔の筋肉のバランスが悪くなりゆがみが生じてきます。筋肉を使う側と使わない側で顔の形とか表情などに違いが出てきます。
〇姿勢が悪い・・・下顎は頭蓋骨からぶら下がった状態であるため、嚙み合わせがしっかりしていれば、左右のバランスのとれ安定した顎の形に維持できます。下顎の位置がゆがむと無意識に頭の位置を調整しバランスを保とうとします。その結果、頭を支えている首や肩の方に負担がかかり全身に影響が出てくるようです。
〇歯の欠損・・・歯が欠けていたり、抜けたままにしておくと噛み合わせに不具合が生じます。
★栄養の偏り
食事に気を付け偏りを減らすように心がけましょう。難しいのならばサプリメントを使って改善しましょう。
■アフタ性口腔炎以外の口内炎
★口腔乾燥症(ドライマウス)
口腔乾燥症は唾液が出る量が少なくなり、口の中が乾燥する状態です。この原因は、口呼吸、加齢に伴うもの、ストレス、薬剤によるもの、食生活など生活習慣により起こる場合があります。口の中が乾燥すると粘膜が傷つきやすくなります。
★天疱瘡
天疱瘡は免疫が自分自身を攻撃してしまう自己免疫疾患で口腔内粘膜に水疱、びらんを生じる疾患です。口の中がしみるため、飲食がしにくくなり重度な場合、飲み物を受け付ける事さえできなくなります。約半数位の患者さんは皮膚の方にもびらんが認められます。
★ベーチェット病
ベーチェット病は原因不明の全身性炎症性疾患であり指定難病です。体のいろんな場所に炎症が生じる病気です。主な症状の一つとして、繰り返す口内炎があります。症状としては、小さな口内炎が寄り集まって同時に発症します。一週間位で自然に治りますが、またすぐに口内炎が発症します。
★舌癌
腫瘍ができやすい場所は、舌の縁や舌の裏側で舌の前部分にできやすいようです。
・固いしこりがある
・舌の粘膜にただれができ治りにくい
・舌癌の形はいびつではっきりしていない
・舌の一部が変色し(赤い、白い)初期の舌癌だとわかりやすい
・味覚障害が起こる
・舌がしびれたり、麻痺を起こす
・口内炎が2週間以上治らない
普段と違う口内炎が出来たら、すぐに口腔外科で診てもらう事をおすすめします。
★まとめ
まだまだ認知度が低い病気であるため怖いです。若い女性に増えている病気で、舌癌や咽頭がんの死亡率は、子宮頸がんを超えているようです。
原因はまだよくわかっていませんが、飲酒と喫煙が危険因子の一因とも言われています。
口内炎かと思ったら、その陰にいろんな病気が隠れていたり…ということもありますので、普段からお口を清潔にし、偏った食生活にならないように気を付け、また、ストレスなども溜めこまないようにして下さい。
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2017-10-06 13:30
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