SSブログ

有給休暇を気軽に取得できない現状 [ニュース]

厚生労働省「平成28年就労条件総合調査結果
」によれば、平成27年の年次有給休暇の平均
取得日数8.8日、取得率は約5割に過ぎません。
有給休暇が取得しやすくなっているとはとて
もいえない状態です。有給休暇を使って仕事
を休むとき「適切な理由が必要」だと思い込
んでいませんか?


スポンサードリンク





日本では年次有給休暇の取得率は並外れて低
い事が問題視されています。健康を害して精
神疾患や過労死などを招きかねません。
「休みたいときに、もう少し自由に仕事を休
めたら・・・と思ってはいませんか?
有給休暇の取得がしにくい理由として、「周
囲の人に仕事を頼みづらい」とか休めない雰
囲気が職場全体に漂っていたり。病気や、や
むを得ない理由がなければ申請できない雰囲
気にありませんか?
なかには「育児休業中でも早めに復帰して、
周囲の迷惑にならないように、早く仕事のペ
ースを取り戻したいなどの理由や、また社長
や上司が休まずに働いているのに、それなり
の理由がなければ仕事を休めないものと思っ
ている人が多いと思います。

有給休暇2.jpg
 

そもそも有給休暇をどのように消化するかは
労働者個人の自由です。したがって労働者は
会社に対して利用目的を申し出る必要がなく
、会社もストライキ目的以外に利用目的を追
求することはできません。利用目的を書かな
い限り、有給休暇を認めないというのは違法
となるのです。

東京圏に勤務する40~50代の男性管理職を対
象に実施したアンケート調査によれば、男性
管理職の約3割が「昇進のため、夏季・冬季
休暇以外に有給休暇を取得できないのは仕方
がない」と回答しています。
業務量の過多や部下を優先的に休ませなけれ
ばならないといった責任感から、休暇が取り
たくても取れないケースも存在します。
個人ではなくチームの成果が重視されること
にもなります。

有給休暇3.jpg
 

また、「長期雇用慣行」や「年功給」の重視
は、出来るだけ定年までの道のりを現在の職
場で、少しでも居心地良く仕事ができるよう
に務めています。
管理職ともなれば、「年功」で得た現在の役
職や給与水準を何とか維持し続けようとして
、会社からの人事評価に敏感となり、結果的
周りの様子を見ながら休むのではなく、働こ
うとする態度となるでしょう。一部の個人の
努力だけでは難しいからこそ、残業時間の上
限規制やプレミアムフライデーの導入といっ
た政府や企業サイド主導の取り組みに頼らざ
るをえないという面は否定できないでしょう
。ただ、職場では、非正規社員などへのしわ
寄せが増大し、、実質的な持ち帰り残業が増
え有給休暇どころではありません。有給休暇
をとるだけで職場のストレスが高まることに
なりかねません。




スポンサードリンク






タグ:有給休暇
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。