帯状疱疹はシニア世代に多く、早期発見・早期治療が大事! [健康]
■シニア世代の帯状疱疹
子供の頃に水ぼうそうにかかると、水ぼうそうの免疫がつきますが、年齢を重ねていくにつれ水ぼうそうの免疫も徐々に衰えていきます。帯状疱疹は水ぼうそうの免疫力が低下している時に発症します。
帯状疱疹とは水ぼうそうのウィルスが原因の病気です。子供の頃水ぼうそうにかかった事がある人は注意しなければなりません。
水ぼうそうというものは、治っても体の中に水ぼうそうのウィルスがしぶとくねずいています。(神経の奧の「神経節」と呼ばれる背骨の近くにある神経細胞の集まっているところに潜んでいるのです。)
この水ぼうそうのウィルスが加齢や免疫力が低下している時に、再び出てきて暴れ出し、大変痛い思いをしなくてはならなくなります。
赤い水ぶくれが体のどこかに現れ、右側か左側か片方の神経に沿って帯状に広がります。
スポンサードリンク
■帯状疱疹の原因
帯状疱疹の原因となるものは加齢やストレスや過労にあります。そして60歳を過ぎると帯状疱疹にかかる確率も大幅にあがります。また、白血病やガン、糖尿病などの合併症で神経障害を起こしている場合、初期症状の痛みがわからない時があります。
■帯状疱疹の症状
チクチクとする痛みのある発疹が数個出ます。2、3日すると赤い発疹が出てきます。さらに数日するとかなり激しい痛みに変わり、赤い発疹も水ぶくれのようになりかなり増えてきます。夜、寝ていても寝返りが打てないほどの痛みが出ます。
■帯状疱疹による合併症
帯状疱疹が出た場所によっては慢性的な神経痛や顔面麻痺や目の場合、目に繋がる三叉神経が炎症を起こし、視力障害をおこしたりします。60歳を過ぎると3人に1人は神経痛が残ると言われています。
■帯状疱疹の予防方法
水ぼうそうワクチンを打つことにより予防されます。また、たとえかかったとしてもワクチンを打っていますから軽くてすみます。
水ぼうそうワクチンの費用は健康保険対象外なので、自己負担額が1万円前後となります。帯状疱疹を発症して1、2ヶ月程度通院することを考えたら、決して高い治療費ではありません。
50歳以上のシニア世代の人達は、水ぼうそうワクチンの接種をしておいた方がいいと思います。
■帯状疱疹の期間
痛みが始まってから、赤い水ぶくれが治るまでの期間は約3週間~1ヶ月かかります。しかし、帯状疱疹が治ってもその後しばらくは「帯状疱疹後神経痛」と言って、同じ場所か他の場所に痛みが走ることがあります。治療が早ければ早いほど「帯状疱疹後神経痛」が軽くて済みます。
特に、重症化した人や高齢者、免疫力が低下している人は「帯状疱疹後神経痛」になる確率が高いです。
■帯状疱疹は再発するの?
帯状疱疹は一度治ってしまえばほとんどの場合再発はしないようです。帯状疱疹になった直後は強い免疫力がついていますが、2年位経つと免疫力が低下して、また帯状疱疹になってしまう人もいるそうです。
歳てとってくると誰でも自然に免疫力が落ちていきます。免疫力を意識してあげる事が予防に繋がります。
①腸内環境を整える(ヨーグルトや納豆など日頃からよく摂る)
②十分な睡眠をとるよう心掛ける
③軽めの運動を毎日取り入れる
④お風呂でリラックスする(十分に温まる)
⑤タバコは吸わない
出来る事からでいいので少しずつ実行していって下さい。また出来ないことも頭の隅にでもいれておいて下さい。免疫力をあげるという事は、体本来の力を整えるという事です。私たちの体は常に健康でいようと体がバランスをとっています。自らの生活習慣を見直し、体に気を配って無理をしない生活環境を作りましょう。
スポンサードリンク
2017-08-28 13:16
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0