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怖い冬のヒートショックにご注意を!脱衣所や浴室やトイレでの防止策 [健康]

先日、大相撲元大関・若島津 二所ノ関親方(60)がサウナからの帰り道、自宅近くの路上で自転車ごと倒れているところを通行人に発見されました。この時は動けないまでも会話はできていたようです。搬送された病院では4時間半にも及ぶ緊急開頭手術が行われ、その後ICUに入りましたが一時報道では意識不明の重体との報道がなされました。


正式な病名は、今のところまだ発表されていませんが、一日でも早く元気なお姿を拝見出来たらと思います。


二所ノ関親方がそうだったとは言いきれませんが、冬の入浴時には急激な温度変化によるヒートショックが起こりやすくなります。


ヒートショックが起こりやすいと言われている場所は、浴室・脱衣所・トイレです。


ヒートショック1.jpg

 
このようにグラフを見ると気温が低くなる冬場、特に12月がピークで起こりやすくなると考えられます。急激に寒さが厳しくなる12月は体も寒さに慣れていないせいか、ぐんと死亡者数が多くなっています。






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暖かい部屋から脱衣所に移動、ここでの温度差は10℃以上になることもよくある事です。そして温まってない浴室に入る事で血圧の急激な変動で立ちくらみを起こしたり、転倒したり、最悪溺れて溺死したりという場合があります。


人間の体は寒さを感じると血管が収縮して血圧が上がります。暖房の効いた暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に移動すると血圧が急上昇します。そして、熱めのお湯に浸かると血管が広がり、今度は急激に血圧が下がっていきます。血圧の急激な上がり下がりをいわゆるヒートショックというもので、心筋梗塞や脳卒中などの原因になり命の危険にさらされます。


また、高齢者や血圧の高い家族がいれば、様子を見に行ったり、声掛けをしてあげたり、暖房器具を備えて空調を管理する事も大事です。


冬場だからしょうがないではなく、日頃から意識して自分の体を守らなければなりません。


■ヒートショックを受けやすい人
●高齢者
●高血圧・心疾患・脳卒中・動脈硬化・糖尿病などの病気を持っている
●肥満ぎみ
●不整脈がある
●睡眠時無呼吸症候群
●熱いお風呂が好き
●お酒を飲んでよくお風呂に入る事が多い
●脱衣所に暖房器具がない


①入浴前に脱衣所や浴室を暖める
体を温める場所である風呂場が一転、家の中で最も事故に遭いやすい場所として認識してほしい。脱衣所に暖房器具を備え、浴室は浴槽のフタを開けておいたり、シャワーの蒸気で室内を暖めておく。できるだけ脱衣所と浴室の温度差をなくす。ちょっとした事で事故は防げます。


②お湯の温度は41℃以下
お湯に浸かるお湯の温度は41℃以下でおよそ10分間、ほんのり汗が出るくらいの目安で入浴しましょう。大事なのは浴室での突然死を防ぐためには、いきなり湯船に入らず徐々に体を温める事です。出る時は浴槽か手すりにつかまりゆっくりと立ち上がる事です。そして徐々に体を冷ますことで体にかかる負担は防げます。


③飲酒したら入浴は控える
脱水症状を起こしたり、血圧が急激に上がり心臓に大きな負担をかけます。酔った状態で入浴すると、いつの間にか寝てしまったり、足元もふらついていたりしていたら大変危険です。


④夜中、トイレに起きるときは要注意!
トイレに起きるときは、布団の中の温度と室内の温度差に注意しましょう。トイレに行くための上着、ガウンとか昔ながらの丹前など上に羽織るものを準備することをおすすめします。出来れば足元も要注意です。


■おわりに
日本人は湯船に浸かる習慣があります。寒い冬などは熱いお湯に浸かってのんびりしたいと思います。しかし、高齢者や高血圧などの病気を持っている方は、癒しの空間から、いつ危険な空間へと変わってしまうかもしれません。高齢者がいる家庭では脱衣所と浴室の温度管理に気を付ける必要があります。また、今誰が入浴しているのかも把握しておくことが大事です。そして声掛けをして安全を確かめる事を習慣にしたいものですね。






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